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創作の時間5月5日(高齢者施設にて)

先月は体調不良から全く参加されなかったYさん。 久しぶりの参加も一人。 最初に出た言葉が「もう頭がアホになって何もでけへん(できない)。今自分がやろうとしていることがすぐに忘れて、ご飯を食べようとして自分が何をしているかわからん。先生、もうあかんわ」って。 そこからスタートした今日の創作の時間。 絵を描いていただいている間、ずっと話しかけていたその時、 「先生、今日ええ天気やけど秋晴れ?それとも真夏?」と聞かれたので「今日は5月5日、子供の日ですよ」って言ってあげると凄く嬉しい顔になり「今日は子供の日なんやー」って連呼。 そしたらいきなり大きな声で 「柱のきずは おととしの 五月五日の 背くらべ 粽(ちまき)たべたべ 兄さんが 計ってくれた 背のたけ」 って歌いだされ歌い終わると 大爆笑。それからの時間、絵を少し描いては大笑い。 「先生、楽しいわー」って。 そして面白い発言。「ここの食堂で出される料理はとても美味しいからいつも楽しみにしている」とのこと。 そうして仕上がった絵は、丸みがあって色も黒やグレーの無彩色を使わない明るいものになりました。 心理作用が明るい色を選んだのか?それとも何かべつの要因があってなのか?それらは今、創作の時間で描いていただいた膨大な数のデータを分析しています。

ただわかったことは、今日もアートをすることで笑顔が生まれたということ。 この「アートで笑顔になれる」を紐解いています。


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